日本では古くから「ジャワ更紗」という名で親しまれているインドネシアのろうけつ染め。
ろうけつ染めはインドネシア以外のアジア(タイやベトナム)でも伝統工芸のひとつとしてよく見られますが、
「バティック」というように特定の名がつけられていることは少なく、
バティックといえばインドネシアのろうけつ染めのこと、として認知されています。
それはおそらく、技術の高さや色彩の美しさ、いくつかに分類される特徴的なデザインパターンが
他にはないためでしょう。
それほどバティックはインドネシアを代表する工芸なのです。
デザインパターンが異なるのは、そのデザインが生まれた地域が異なるから。
広いインドネシア、各地方で独自のデザインとそれに対する色彩が育まれ
それぞれがバティックのひとつのパターンとして確立されたということです。
そこの地域性や外部からの影響の受け具合によってデザインも色彩も大きく異なってきたのです。

主には手描き・型押し・プリントの3つに分けられます。価格もそれぞれ。
手描きでは芸術品の粋に達する逸品もあります。そういった品は額に入れて、絵画のように売られています。
安価なのはもちろん型押しやプリントですし、一般にデパートや土産物屋で売られているのもその二つです。

本来バティックの布は腰巻(kain panjang)や腰衣(sarung)、肩掛け(Selendang)などとして着用し、
用途によってサイズが異なります。
現代ではバティックを使用したシャツなどもよく見られ、
例えば結婚式でのゲスト男性の服装にバティックで仕立てられたシャツが着用されることもあります。

制作過程を見学させてくれる工房や体験教室もあります。
 
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